Nefry Cellular Bee

概要

Nefry Cellular Beeは、Nordic製LTEモデム(nRF9160)を搭載し、Xbeeの基板と互換性のあるように配線をしています。 そのため既存のXbeeのArduinoシールドを用いて、LTE通信を始められます。

nRF9160はLTE-M/NB-IoTをサポートしています。

また、本モジュール内にファームウエアを書き込むことができるためESP32と同じように1chipでさまざまなプログラミングができます。 出荷時にはATコマンドでやり取りできるファームウエアを書き込んでいます。

仕様

項目最小標準最大
電源3.0V3.3V3.6V
温度-20°C25°C60°C
  • 搭載モジュール: nRF9160-SICA-B1A
  • アンテナコネクタ: U.FL or I-PEX
  • サイズ: 25.0 × 28.5 × 10.7
Board IOnRF9160 pin NonRF9160 IOタイプATコマンドファームウエア機能
1VDD,VDD_GPIOVDD,VDD_GPIO電源+
2P0.02Digital I/OTX
3P0.05Digital I/ORX
4P0.27Digital I/O-
5ResetnReset0VにするとReset
6P0.29Digital I/O-
7SWDIOSWDIO Digital I/Oファームウエア書き込み デバッグ
8SWDCLKSWDCLK Digital Inputファームウエア書き込み デバッグ
9P0.00Digital I/O-
10GND電源-
11P0.01Digital I/O-
12P0.31Digital I/O-
13P0.30Digital I/O-
14P0.21Digital I/O-
15P0.22Digital I/O-
16P0.23Digital I/O-
17P0.24Digital I/O-
18P0.15(AIN2)Digital I/O Analog Input-
19P0.14(AIN1)Digital I/O Analog Input-
20P0.13(AIN0)Digital I/O Analog Input-

ファームウエアの書き換え

3.3Vのモードで書き込んでください。

VDD,GND,Reset,SWDIO,SWDCLKを接続すれば書き換えできます。 J-Linkで書き換えできます。

ATコマンド例

AT+CFUN=0
AT+CGDCONT=0,"IP","soracom.io"
AT+CGAUTH=0,2,"sora", "sora"
//Network通信エラー通知
AT+CNEC=24
//Network登録ステータス通知
AT+CEREG=3
AT+CFUN=1
//接続状態
AT+CEREG?
//IPaddress
AT+CGDCONT?
//電波強度
AT+CESQ
+CESQ: 99,99,255,255,15,39
//99,99,255,255,RSRQ,RSRP

特徴

プログラミングができ、省電力に強みを持つnRF9160を活用することで電池駆動のモノや小型ながらさまざまなセンサーを接続できます。

日本の通信会社ではKDDIの相互接続性試験については完了していることを確認しました。

Link集